Yukari Shuppan
オーストラリア文化一般情報

2002年~2008年にユーカリのウェブサイトに掲載された記事を項目別に収録。
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オーストラリアの花々 (77)

 

フェバリウム

Phebalium

春は黄色とともにやってくる、とよく言われますが、この花も黄色。いち早く春を告げてくれます。

学名 Phebalium は, ギリシャ語の phibaleos に由来するとのこと。が、phibaleos は実はイチジクの一種で、この属が記載されたとき、誤りがあったと言われています。専門的になりますので、説明は省きます。写真は Phebalium stenophyllum. Stenophyllum もギリシャ語で、細い葉という意味。そのため、一般には Narrow-leaf phebalium、細葉のフェバリウムと呼ばれています。日本では花の色からでしょう、ゴールデングローと。

ミカン科。常緑性低木、根元の方からよく分枝し、樹高は1mぐらいから2m 弱ぐらいになります。

5弁花で、黄色い花が密集して咲きます。直径1cm 弱の小さい花ですが、7-8個固まって咲き、長さ7-8mmぐらいのシベが数本突出していますので、花冠は賑やかで、ボリューム感があります。花の裏がわには赤茶色の斑点があります。

蕾は直径2-3mm の丸い粒。赤茶色で、茎も同じ色です。

葉は長さ1cm前後、巾5mmぐらいの細い葉。表は濃いグリーン、裏は白または灰色で、少し樹毛があります。葉を揉むと優しい香りがします。

水はけ、日当たりの良い、特に半日陰を好みます。

花のあと、かるく剪定をしてこんもりとした樹形に整えておくこと、次の年美しい花が楽しめます。

鉢植え、ロックガーデンによく、もちろん庭木としても見ごたえある花です。

増殖は挿し木で。
一葉式いけ花  ジャクソン増美  

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